雛がたり実行委員会のご案内


 平成14年鳥取県で開催された国民文化祭。「用瀬に新しいお雛様文化を!」とNHK文化センター朗読教室の受講生とともに平成14年4月15日初めて開催したのが朗読会『雛がたり』です。

 用瀬町では毎年旧暦三月三日、鳥取県無形民俗文化財『もちがせの雛送り』が行われます。全国から訪れる観光客の方々に『音のお雛様』でおもてなししようと、お雛様にまつわるエッセーや春の小品の朗読会を開催しました。全員初めての朗読会。本当に緊張しての朗読でした。それでもお聞き下った方から、「亡くなった父母を久しぶりに思い出しました。」「懐かしい温かい気持ちになりました。」とお声を頂き、『雛がたり』は流しびなの里に嫁いだ私の使命だと感じたのです。

 あの日から14年。毎年開催し続けた『雛がたり』は今では流し雛行事の一つとして定着。朗読会が身近なものとなり、お雛様に込められた愛情を伝える『雛がたり』の良さを感じて頂けるようになりました。
 
 娘として祝ってもらった雛祭り。それを母として祖母として祝う…。人生を重ね続けると、子供たちへの想い、亡き父母への想いを、朗読を通してしみじみとかみしめるのです。と同時に平和に暮らせることの有難さも実感します。14年の間に震災、戦争、など国内外で様々な悲惨な出来事が起こり、年中行事としての雛まつりをゆったりと楽しむことは私達の生活から遠くなったように感じます。今の子供達が親になった時、どんな思いで初節句をするのかしら…と思うのです。
 
 インターネットで世界は瞬時に繋がり、子供達の関心事は世界中に広がっています。祖先が大切にしてきた祈りを込めた数々の行事の継承が難しい現代です。世界中で日本だけにしかない雛祭りを次世代に伝える活動の一つになれば・・・。朗読会『雛がたり』を続けていきたいと考えています。
 

雛がたり実行委員会
代表 八百谷和子

会員・ボランティア募集


雛がたり実行委員会では、会員とボランティアを募集しています。
 
お雛様が好き、朗読が好き、用瀬の流し雛が好き・・という方、活動を応援しようという方のご参加をお待ちしています。
 
雛祭りに込められた子供への愛情を語り継ぐ朗読会『雛がたり』や『お雛さまエッセー&絵てがみコンクール』の活動をご一緒してくださる方、1人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
 
人生は想い出づくり・・。
 
心豊かな想い出の一つにして頂ければと願っています。
お気軽にメールにてお問い合わせください。


お問合せ先

お問合せは、下記<八百谷>までご連絡下さい。

Mail

hinagatari@yaotani.biz

電話

0858-87-3622